学長あいさつ
ごあいさつ
阪神シニアカレッジ学長 田辺 眞人
コロナウイルスによる疫病災害が鎮まらない中、プーチンによるウクライナ侵攻という非情な人災が、世界を震撼させています。それでも100年前のスペイン風邪の時とちがって、医療の知識や技術は着実に発展し、死者の数は抑えられています。また、77年前の広島・長崎や阪神間の空襲とちがって、非戦闘員への攻撃は大きな批判を呼び、戦争行為そのものが違法行為だと論ぜられるようになりました。人類は歴史の中で、ゆっくりと成長していると思います。
このような社会情勢を考えますと、ますます兵庫県阪神シニアカレッジの意義が強く感じられます。パンデミック対策も含めた「健康学科」、異文化・国際交流のための「国際理解学科」、病いや戦乱に傷ついた人を癒す力をもつ花やフルーツを育てる「園芸学科」、そして、混乱が鎮まった後に人や街を復活させるためにも「阪神ひと・まち創造講座」は有意義な学習の場だと思います。
現実に起こるさまざまな問題に対処するための智恵を研き、豊かな友垣を築くために、阪神シニアカレッジにふるってご入学ください。